ローム株式会社 | 京都学生祭典

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ローム株式会社

(1)貴社について簡単なご紹介をお願いします。

1958年に、抵抗器専業メーカとして歩みをはじめたローム株式会社は、おかげ様で、今期で64期目を迎えました。現在では、抵抗器をはじめ、トランジスタ・ダイオード・LSIまで幅広い電子部品の商品を世界中に製造・販売しております。また、社名の「ROHM」は、抵抗レジスタの頭文字「R」と抵抗値Ωを組み合わせたものです。「R」は「信頼性」にも通じており、企業目的である「品質第一」とするロームのポリシーを表しております。

(2)近年注目されているSDGs に関して、貴社はどのような取り組みをされていますか。

直近の大きな取り組みとして、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD/Task Force on Climate-related Financial Disclosures)の提言に賛同するとともに、さらなる環境負荷軽減への取り組みを促進するため、2030年までの温室効果ガス排出量削減目標を従来の 2018年度比30%削減から50.5%削減へと改定しました。
既にローム・アポロ株式会社 筑後工場の新棟は、さまざまな省エネルギー技術を用いた生産設備を導入しており、使用する電力を100%再生可能エネルギーでまかなう環境配慮型の最新工場となっております。また、SiCウエハを製造するグループ会社 SiCrystal GmbH(ドイツ)の工場も、2021年度より再生可能エネルギー使用率100%で稼働しており、同工場での購入電力由来のCO₂排出量はゼロとなります。これにより、SiCウエハの主要な生産工程は、全て再生可能エネルギーを利用した環境配慮型の生産体制となります。
その他にもローム本社にて「いきもの共生事業所認証」ABINCや「緑の認定」SEGES を取得しております。SEGESは、緑を守り育てる活動を通じて社会や環境に貢献している企業等の緑地を対象とし、優れた取り組みを客観的に評価・認定する制度です。ロームは、かねてより「森の中の工場」をコンセプトに本社周辺を緑化整備し、一部の敷地を歩道幅増設のために使用するなど、地域社会に根差した取り組みを行ってきました。このように「森の中の工場」を目指した緑化整備が評価され、「そだてる緑」部門において京都市で初となる認定をいただきました。
ロームは今後も、企業目的および経営ビジョンに基づきサステナビリティ経営を推進し、効率改善のキーデバイスとなるパワー、アナログ半導体の技術革新を進めるとともに、環境ビジョンに基づいて、気候変動のみならず、資源循環や自然共生など、さまざまな環境保全活動・環境投資に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指してまいります。

(3)私たちは、今年のテーマ「ふれてみぃひん?京文化」をもとに京文化を広めようと日々活動しております。京都の企業として力を入れていることは何ですか。また、貴社が大切にしている独自の文化はございますか。

ロームの地域貢献のひとつとして、文化支援活動がございます。例えば、『音楽文化の発展』音楽家の育成です。これからの音楽界を担う若い音楽家たちの夢をサポートするため、「京都・国際音楽学生フェスティバル」やセミナーなど、様々な形で学ぶ環境の充実を図っています。また、『音楽文化の普及』というテーマで聴衆の拡大に取り組んでいます。人々に音楽をより身近に感じていただくため、多くのコンサートを開催・支援し、より良い社会づくりに貢献しています。

(4)第19回京都学生祭典のキーワードは「地域共創」です。貴社が地域に向けて現在行っている取り組みや今後行いたい活動はございますか。また、地域との繋がりを感じるときはどのような時ですか。

京都 岡崎公園の近くにある「ロームシアター京都」は地域とのつながりの一つです。「ロームシアター京都」には、“世界文化都市・京都から発信する「文化の殿堂」として、音楽、演劇、伝統芸能等、様々な分野の舞台芸能が披露される劇場であるように”と思いが込められております。「ロームシアター京都」からの発信を通して、地域との繋がりを大切に、より良い社会環境の実現を目指し、文化支援活動に積極的に取り組んで参ります。この先も、地域貢献を通して、地域の皆さまとの出会いと繋がりを大切にしたいと考えております。

(5)京都の大学生に向けてメッセージをお願いいたします。

京都学生祭典は、学生が中心となって創り上げるお祭りであり、お祭りを創り上げる中では、実行委員の方たちの運営や様々な関係機関との調整等、社会に出てから必要となるノウハウが凝縮されています。コロナ禍での取り組みには多大な配慮と苦労が必要となるかと思いますが、京都学生祭典を通して、素晴らしい経験を積み、逞しくやる気に満ち溢れた学生が将来、弊社も含め、世界中で活躍される事を心より願っております。

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